『トリトンレボ―P(壁用)』を新発売 アキレス

さびに強く、高圧洗浄が可能

アキレス㈱(伊藤守社長―本社・東京都新宿区)は、農畜産用断熱材「アキレストリトンシリーズ」の新製品として、室内側表面材に樹脂複合シートを採用し、さびに強く高圧洗浄が可能な『トリトンレボ―P(壁用)』【写真】を6月1日に全国で新発売した。

『トリトンレボ―P(壁用)』は、2012年に同社が発売し、好評を得ている樹脂複合シートを採用した「トリトンレボ―P(天井用)」をベースに、かん合部構造を改良して壁仕様に適した断熱パネル。

特に畜舎内装材のさび発生に悩んでいる畜産事業者からの要望に応えた既存品「トリトンレボ―P(天井用)」と同様に、室内側表面材に樹脂複合シートを採用することで、家畜の糞尿から発生するアンモニアによるさびを防ぐ。また、樹脂複合シートは強度と柔軟性に優れているため、高圧洗浄時にも破れにくく、畜舎内の衛生管理が容易にできる。

屋外側表面材には55%アルミ亜鉛合金めっき鋼板を採用しているため、張り付けるだけで内外装兼用となり、ビス・くぎ頭が隠れる独自のかん合部構造でさびを防止し、外装材としての耐久性に優れる。室内側表面材に樹脂複合シートを採用したことでさらに軽量化が図られ、施工性の向上にもつながる。

厚さは30ミリメートルと40ミリメートルの2種類で、幅は385ミリメートル。最大9メートルの長尺品の生産も可能。1平方メートル当たりの参考設計価格は、厚さ30ミリメートルが6770円、厚さ40ミリメートルが7380円。

「トリトンレボ―P(天井用)」と併せて使用することで、畜舎内の温度管理がより効率的になり、既存のトリトンシリーズ同様、特に夏の暑さによる「ヒートストレス」を軽減して家畜の成長を促し、育成率・生産性の向上や飼料コストの削減が期待できる。

5月30日から6月1日まで名古屋市で開かれた「国際養鶏養豚総合展(IPPS JAPAN 2018)」にも出展した。

問い合わせは同社断熱資材販売部販売一課(電03-5338-9544)へ。