IPPS2024 約2万3000人が来場 ポートメッセなごや 活気にあふれる

4月24日から26日までの3日間、名古屋市のポートメッセなごやで『国際養鶏養豚総合展2024』(主催=〈公社〉中央畜産会、略称IPPS)が開かれ、計2万3298人が来場した(前回2022年は約2万2700人)。

通常は3年に1度の同展だが、前回は新型コロナ禍で1年延期していたため、今回は2年ぶりの開催。

新設の第1展示館をメイン会場に施設・機械・資材関係、フードコーナ―など216社・団体が出展(前回は229社・団体)。同館と、連結するコンベンションセンターでは80題以上の特別講演会や企業プレゼンテーションなどが実施された。

また養鶏・養豚関係者が直面する課題解決や、より良い業界の構築に向けては①スマート畜産ゾーン②衛生対策ゾーン③SDGsゾーン――の各コーナーを設置。

初日の開会式には中島功雄実行委員長(㈱中嶋製作所社長)ら多くの関係者に加えて、森山裕中央畜産会会長(自民党総務会長、元農相)、大村秀章愛知県知事らも出席してテープカット。

2日目には、来場者の投票と審査員の選考で日本一の鶏卵プロモーションを決める「JAPAN EGG AWARD」も開かれ、(一社)日本たまごかけごはん研究所の上野貴史代表理事が最高金賞を受賞した。

最終日の「IPPS AWARD」では、養鶏部門は㈱大宮製作所の捕鳥ロボット「チキンアガール」、養豚部門はフィード・ワン㈱の肉豚用薄脂対策飼料「ノリノリポーク」、環境・衛星部門は日本モウルド工業㈱の「モルぐま」が来場者投票で受賞。会場は連日活気にあふれた【各イベントや各社の展示概要は後日掲載予定】。

次回の開催は3年後の2027年を予定している。