新刊紹介 『おいしいたまごのはなし』
キユーピー・東京家政大学共同研究講座「タマゴのおいしさ研究所」の峯木眞知子特命教授と、小泉昌子特任講師、設樂弘之共同研究員の共著『おいしいたまごのはなし』が4月15日、建帛社(けんぱくしゃ)の「クッカリーサイエンス」シリーズの第12巻として発刊された。
「おいしいたまごを産む鶏のはなし」「たまごの品質とおいしさ」「たまごの成分と栄養」「料理をおいしくするたまごのはたらき」「たまご料理のおいしさ」「新たなたまごの利用(SDGsとの関連)」の全6章。
コリンやコレステロールの知識、卵の保存法や調理法については、峯木教授ら専門家の分かりやすく正確な解説動画(タマゴ科学研究会公式YouTubeチャンネル〝ぎゅっと!タマゴ〟)にリンクするQRコード付き。鶏卵の生産・流通・構造・成分・機能性・調理などに関する基礎知識を学んだり、おさらいしたりできる教科書のような内容となっており、鶏卵産業の新入社員などの研修用にも適した一冊。
建帛社は食品・栄養・公衆衛生分野などの教科書や専門書の出版を手がける学術図書出版社。「クッカリーサイエンス」は日本調理科学会の専門家が、研究成果を学生や一般の人にも分かりやすく発信することを目的に企画しているシリーズ。
峯木教授はまえがきの中で「たまごは魅力的な食材です。おいしいものを食べると、食べた人は皆笑顔になります。たまごの話になると、それと同様に皆うれしそうに笑顔で話します。そのくらいたまごは消費者に好かれ、愛されています。そんなたまごを対象に研究ができたことを誇りに思っています。本書をお読みいただき、さらにたまごを身近に感じ、おいしく食べていただけることを期待しています」と述べている。
四六判並製、146ページ。税込み定価1870円。注文は書店または建帛社ホームページ(https://www.kenpakusha.co.jp/)へ。