5月31日のIPPSゴール目指す たまニコAGAIN2018~日本縦断チャリリレー~
北海道・東北エリアは函館から本州へ
北海道・東北エリアのタスキは4月10日に、北斗市の㈱ホクリヨウ函館支店からスタートし、津軽海峡をフェリーで渡って青森県へ。鶏卵関係企業に立ち寄りながら岩手県へと引き継がれ、同県内の養鶏家らもタスキをリレーし、各事業所の前で記念撮影。地域養鶏の担い手相互の交流も深めた。5月中旬現在は、宮城、福島両県を経て、山形県までつながれている。
青森県では県観光物産館「アスパム」(青森市)で6月29日から7月1日まで、青森県養鶏協会の協賛でイベントを開催する予定。さらに岩手県でも9月に『岩手県産たまごをもっと食べよう。たまごニコニコ大作戦』とのコンセプトでIBC岩手放送主催の「IBCまつり」に2日間にわたり出展し、卵の即売会や試食会、卵の殻に絵付けをする「エッグクラフト」教室などを催す予定だ。
関東は栃木、群馬、埼玉から山梨へ
関東エリアのタスキは、4月20日に栃木県から群馬県へ。群馬チームは総勢22人で栃木県足利市から前橋市まで約60キロメートルをチャリリレーで走り切り、5月中旬現在は埼玉、山梨、神奈川各県を経て静岡県に達している。
埼玉県では4月28、29の両日、深谷市の「第15回ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタ」に合わせて、同県養鶏協会がイベントを開催。新鮮卵の限定直売コーナーや、生産者自らが絶妙の焼き加減で焼き上げる「たまニコ(2個)目玉焼き」、地域で生産されている食用バラとコラボした「ローズプリン」の販売コーナーを運営した。
目玉焼きの食べ方「あなたは何派?」のコーナーでは、好きな味付けをアンケート。初日の午前中から300人に迫る回答が集まり、醤油が早々に200人を突破。
29日の正午からは、食用バラ生産者の田中彩華さんと、たまごソムリエの友加里さんが「バラとたまごと美と健康」をテーマにトークショーを展開。友加里さんは、卵に豊富なアミノ酸など、女性の美容にも役立つ成分を紹介し、〝目標〟として「卵かけご飯(TKG)を世界に」とアピール。タスキも埼玉県から山梨県へ手渡され、参加者全員が「たまニコ」ポーズで記念撮影した。
近畿エリアは兵庫から大阪へ
近畿エリアのタスキは4月7日に兵庫県から大阪府へ。関西鶏卵流通協議会が大阪市北区の子ども向け体験型博物館「キッズプラザ大阪」で、卵の正しい知識を体験しながら学べる「たまごクイズラリー」や「たまご立てゲーム」などを運営。子どもたちや外国人観光客も含めて約2000人が来場した。パネルでは、ブラッドスポットは食べても問題ないことや、濃厚卵白が減る理由などを解説し、親子丼の日も紹介。約1600人が来場し、クイズにも1000人近くが参加した。
4月15日には、同会の10人が45キロメートルを走り、和歌山県橋本市のスーパーセンターオークワ橋本店のイベント会場に到着。消費者約1000人が来場し、クイズや重量当てなどを楽しんだ。
タスキは21日に、橋本市から峠を越えて35キロメートル先の奈良県橿原市「まほろばキッチン」のイベント会場へ。同会場では卵のつかみどりやたまニコクイズを実施した。
中四国エリアのタスキは再び本州へ
3月23日に香川県まで届いていた中国・四国エリアのタスキは、徳島県の有志3人が交代しながら約120キロメートルを走破。さらに高知県、愛媛県のチャリダーも厳しい山道を自転車でつなぎ、26日にしまなみ海道を渡って再び本州、広島へ。
しまなみ海道では快晴に恵まれ、青い空に黄色い「たまニコTシャツ」が良く映えたとのことで、「たまニコ運動」は瀬戸内を訪れた多くの観光客の印象に残ったようだ。
高知県では4月21日に、高知市のサンシャインベルティス店で鶏卵消費拡大イベントを開催し、400人近くが来場。タマリエ検定にも330人が挑戦し、5問中4問以上正解した人には、6個入り鶏卵1パックをプレゼントした。全問正解者には「ボールダーツゲーム」で1~10の数字のうち〝たまニコ〟の2に当てると、もう1パック獲得できるチャンスをプレゼント。ベルティス店総菜部門の協力を得て、だし巻き卵も100人分販売した。
4月22日には、徳島県板野郡北島町のフジグラン北島店でもイベントを実施。約600人がタマリエ検定に挑戦した。
広島県では26日に、しまなみ海道の大三島で愛媛県からタスキを受け取り、尾道市まで約50キロメートルを走行。翌27日に広島市内を13人でスタートし、世界遺産の厳島神社と宮島への玄関口、廿日市市宮島口へ。観光客や地元商店へのチラシの配布などを通じてたまニコ運動をPRし、広島市から約50キロメートルの山口県岩国市の錦帯橋で山口県にタスキをリレーした。タスキは5月12日までに島根、鳥取両県を経て、多くの養鶏家や関係者の名前を載せて岡山県に帰還した。
九州・沖縄エリアのタスキは大分へ
南日本のタスキは4月11日に長崎県へ。5月中旬現在は佐賀、福岡両県を経て大分県に来ている。
4月21日には熊本県養鶏協会が、熊本市のサンロード新市街アーケードでイベントを実施。地元の卵の特徴を紹介するコーナーや、レシチンなど卵に豊富な栄養素の働き、卵とコレステロールの正しい知識を紹介するパネル展示コーナーなどを設置した。パネルの内容を基にクイズも出題し、答えた人には卵をプレゼント。会場には熊本県のマスコット「くまモン」も登場し、1000パック用意した新鮮な県産卵はあっという間に売り切れとなり、急きょ追加する盛況ぶりとなった。
ゴールイベント5月31日名古屋で
全国の鶏卵業界人が、卵の消費拡大イベントを開催しながら、手から手へとつないだタスキが一堂に集まる『たまニコAGAIN2018~日本縦断チャリリレー~ゴールイベント』は、5月31日午後1時から名古屋市のポートメッセなごや「国際養鶏養豚総合展(IPPS2018)」会場中庭で催される。
各地のイベントやチャリリレーのもようはフェイスブックページ「たまごニコニコ大作戦!!」(https://www.facebook.com/tamaniko2013/)へ。