5月家計調査購入量 鶏肉21.0%増、鶏卵14.0%増

総務省統計局は7月7日、令和2年5月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言は5月25日に解除されたものの、〝巣ごもり需要〟は依然として高く、畜産物の購入量は前年同月に比べて大幅に増加した。

全国1世帯(世帯人員=2.96人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比21.0%増の1.716キロ(1人当たりは21.4%増の580グラム)、支出金額は21.8%増の1578円(同22.2%増の533円)。

鶏卵の購入量は14.0%増の3.051キロ(1人当たりは14.4%増の1.031キロ)、支出金額は23.6%増の954円(同24.0%増の322円)。

このほかの購入量は、牛肉は28.4%増の719グラム、豚肉は18.8%増の2.024キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は9.5%増の253グラム、ドレッシングは0.9%増の224ミリリットル、生鮮魚介は17.2%増の2.237キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は2.3%増の1万558円(やきとりの支出金額は4.2%減の224円)、学校給食を除く外食の支出金額は58.5%減の6111円。

これらを基に本紙で試算した1~5月累計の鶏肉の購入量は前年同期比12.2%増の7.898キロ(1人当たりは10.6%増の2.668キロ)、支出金額は10.3%増の7222円(同8.1%増の2440円)。

鶏卵の購入量は8.8%増の14.310キロ(1人当たりは8.0%増の4.834キロ)、支出金額は14.9%増の4289円(同13.2%増の1449円)。

1人当たりの購入量は表の通り