卵が割れにくい「パルピーi」 大石産業の新型モウルドパック
包装資材の総合メーカー、大石産業㈱(中村英輝社長―本社・北九州市八幡東区桃園2-7-1)が昨夏に新発売した古紙100%のリサイクルパックで、従来品をリニューアルした「パルピーi」が好評だ。
ユーザーからの要望もあって、パック内部の凹凸部を改良し、卵を優しく包み込みながらも、ホールド性の向上を実現。配送中の振動に強く、卵が割れにくくなった。
パルプモウルド事業部でパルピーiの担当者は「見た目の違いこそ分かりにくいが、これまで以上のフィット感を得ようと設計を見直した。営業時には卵の入ったパルピーiを上下・左右に振っていただき、音の小ささから、卵の揺れにくさと割れにくさを感じてもらっている」などと紹介。
パックの色はホワイトとグレー、ダンボールを再利用したブラウンなどを用意。通気性はこれまでと変わらず、担当者は「従来品を使われていたお客様には順次、パルピーiに切り替えていただいている。長年のお付き合いがある『パルシステム生活協同組合連合会』様もパルピーiを利用し、品質を高く評価していただいているため、ぜひ新規のお客様にも卵の割れにくさを知っていただきたい」とし、今後は卵の割れにくさをデータ化する計画もあるという。
同社では「どのような卵にも対応できるパルピーiだが、特に喜ばれているのは小口配送の通販用やギフト向けのブランド卵など。パルピーiを通じて産地やGPセンターと同じ気持ちになって、卵の販売促進にも貢献していきたい」と強調している。
問い合わせは同社関東営業課(電0293・43・6125、F0293・42・4767)の上野正司氏へ。
【改良を加えた凹凸部が卵を優しく固定。より割れにくくなったパルピーi】