年間輸入量は鶏肉、鶏卵とも減少 平成25年
財務省の貿易統計(速報値)によると、鶏肉の年間輸入量は、前年比2.6%減(1万1063トン減)の41万4243トンとなった。このうち、骨付きももは15.6%減の2万377トン、その他鶏肉は1.8%減の39万3866トン。国別ではブラジルから38万7202トンが輸入され、全体の9割以上を占めた。2位のアメリカは2万2460トンで、シェアは1割に満たない。
鶏肉調製品は2.5%減の43万9965トンで、1位の中国は22万923トン。2位のタイは21万4158トンで、両国を合わせたシェアは99%。
このほか、鶏の肝臓は65.7%減、七面鳥は14.7%増、七面鳥くず肉調製品は3.0%減、家きん肉は0・9%増、その他の家きん肉調製品は7.5%増、家きんの肝臓は35.2%増。
鶏卵関係では、凍結全卵が15.6%増の3067トン、凍結卵黄は26.8%減の5528トン、全卵粉は4.4%減の3356トン、卵黄粉は11.9%増の2520トン、卵白粉は15.0%減の9685トン。
殻付卵は約4.6倍増の1595トンで、このうちアメリカからの1566トン(輸入単価256円)は大部分が食用卵と思われる。その他の家きん卵とマヨネーズは前年を下回った。
輸入卵の殻付換算は、年間では11.7%減(1万5090トン減)の11万4095トン。
《年間輸出量》鶏肉が26.8%増の8940トンで、うち香港向けが14.1%増の5466トン、ベトナム向けは約4倍増の940トン。
殻付卵の輸出は75.8%増の1031トンで、99%以上が香港向け。