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飼料用トウモロコシ輸入量1000万トン割れ ブラジルがシェア1位に 2014.02.15発行 財務省の貿易統計(速報値)によると、平成25年(1〜12月)の飼料用トウモロコシの輸入量は前年比10.2%減の936万2361トンとなり、1000万トンの大台を割り込んだ。輸入金額は為替が円安で推移した影響などで3.8%増の2906億1761万8000円、トン当たりの単価は15.6%高の3万1041円となった。 これまで飼料用トウモロコシの最大の輸入相手国であったアメリカは、干ばつや一時的な品質低下の影響などで59.5%減の283万2206トンと大幅に減少し、シェアも前年の67.0%から30.3%にまで落ち込み2位に転落。 シェア1位(39.2%)となったのはブラジルで、輸入量は約2倍増の366万6431トン。シェア3位(18.1%)はアルゼンチンで、約3倍増の169万51トンとなった。 大豆油かすの輸入量は前年比16.6%減の175万8338トン、輸入金額は円安や大豆価格の値上がりなどの影響で17.0%増の1018億3153万2000円となり、トン当たりの単価は40.3%高の5万7914円となった。 シェア1位(31.9%)は前年と同じインドで29.1%減の56万1650トン、2位(30.9%)は同様に中国で19.1%減の54万4069トン、3位(11.8%)は前年4位のブラジルで2.4%増の20万794トン、4位(11.6%)は前年3位のアメリカで29.2%減の20万4276トン。 こうりゃんの輸入量は前年比8.2%増の150万1271トン、輸入金額は29.8%増の432億4205万円、トン当たりの単価は19.9%高の2万8804円。 シェアはアルゼンチン(64.3%)、オーストラリア(25.2%)、アメリカ(10.5%)の順で、1位と2位が逆転した。 DDGS(トウモロコシ蒸留かす)を含む醸造・蒸留かすの輸入量は前年比2.4%増の48万4660トン。このうち96.0%を占めるアメリカは2.7%増の46万5164トン、輸入金額は36.7%増の173億8970万円、トン当たりの単価は33.0%増の3万7384円となった。 飼料用小麦の輸入量は前年比。4%増の91万3756トン、輸入金額は29.7%増の285億700万4000円、トン当たりの単価は25.5%高の3万1198円となった。シェアはアメリカ(49.0%)、ウクライナ(29.3%)、カナダ(13.0%)、ルーマニア(5.1%)の順。
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