18年の平均卵価は183円 食鳥相場はもも553円、むね216円

平成18年(2006年)の鶏卵相場(JA全農たまご・東京M加重)は、鳥インフルエンザ(H5N2型)の被害を受けた茨城県での生産回復の遅れや、殻付卵や凍結卵の輸入量が減少したことなどから、比較的堅調に推移し、年間平均は183円(前年比21円安)となった。
食鳥相場(日経・東京加重)は、国内の生産量が順調に伸びたことに加え、鶏肉や鶏肉調製品の輸入量が増加したことなどから、春先から秋口までの長期にわたって需給失調に陥り、年間平均はもも正肉が553円(前年比33円安)、むね正肉が216円(同23円安)と低迷した。
本紙では、毎年1月5日付の新年特集号で、業界の有識者の方々に、その年の相場を予想していただいている。
鶏卵相場は、18人全員の予想が18年実績の183円を下回り(18人平均171円)、田崎鶏卵(株)会長の江中征彦氏と、川崎鶏卵(株)社長の中込壮一氏の178円(5円差)が最も近かった。
食鳥相場のもも正肉は、8人全員の予想が18年実績の553円を上回り(8人平均581円)、丸トポートリー食品(株)取締役営業部長の多田実氏の562円(9円差)が最も近かった。むね正肉は、全員の予想が18年実績の216円を上回り(8人平均241円)、スターゼン(株)国内営業本部本部長付部長国産ブロイラーグループリーダーの永津一博氏の218円(2円差)が最も近かった。

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