10月に岡山と白河で開催 令和4年度の種鶏孵卵衛生管理士研修会
(一社)日本種鶏孵卵協会(都丸高志会長)は、会員社員らを対象とした令和4年度の『種鶏孵卵衛生管理士研修会』を10月11~14日に岡山市の岡山国際交流センター、同18~21日に福島県西白河郡西郷村の(独)家畜改良センター中央畜産研修施設で開く。
新型コロナウイルス感染症予防のため、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、三密の防止などに注意を払い開催するが、万一の情勢によっては開催延期や中止の可能性もあるとのこと。
研修内容と日程は次の通り。
1日目は午後1時30分から都丸高志会長による開講式の後、事務局によるオリエンテーションを実施。㈱トマル会長でもある都丸氏が「わが国の養鶏と種鶏孵卵業」、(独)家畜改良センター岡崎牧場の山本力也業務課長が「家禽の育種と産業構造」について講演する。
2日目午前は卵用鶏と肉用鶏に分かれ、卵用鶏は㈱ゲン・コーポレーションの橘亮介生産副部門長による「卵用種鶏の飼養管理」とフリーディスカッション(アドバイザーは同社の後藤裕司技術情報副部門長、進行役は同社の渡邉周治社長)。肉用鶏は㈱日本チャンキーの田中康之技術部長代理による「肉用種鶏の飼養管理」とフリーディスカッション(アドバイザーは田中氏、進行役は岡山会場が㈱福田種鶏場の山上祐一郎社長、白河会場が㈱福島エンヤの車田信彦社長)。
午後は明治アニマルヘルス㈱営業部学術課の有吉理佳子スペシャリスト(獣医師)が「鶏の病気とワクチン」、㈱ピーピーキューシー研究所の白田一敏社長が「HPAIの基礎知識と近年の発生事例」、㈱中嶋製作所営業部の山根京平営業技術課長補佐が「機械設備の保全ポイント」について講演。
3日目午前は日本レイヤー㈱孵卵部の溝口竜也部長が「孵卵の基礎」、日本チャンキーの田中康之氏が「孵卵技術の注意点」。午後は溝口氏と田中氏による「鶏胚の観察(岡山会場は福田種鶏場の発育卵、白河会場は福島エンヤの発育卵)」を実施。続いて田中氏が「ヒナの保管と輸送の管理」、東京農工大学の竹原一明教授が「疾病の予防対策、消毒のポイント」、東西産業貿易㈱の春木昭彦氏が「機械設備の保全ポイント」について講演する。
4日目午前は㈱ウェルファムフーズの橋本信一郎防疫対策部長(獣医学博士、獣医師)が「種鶏孵卵現場のトラブルシューティング」、東京農工大学の新村毅教授が「アニマルウェルフェアを巡る情勢」について講演。
続いて試験を実施し、閉講式(岡山会場は日本チャンキーの吉田忠司社長、白河会場は日本レイヤー㈱の橋本亘社長。いずれも日本種鶏孵卵協会副会長があいさつ)終了後の午後1時に解散。
詳細は同協会事務局(電03-3297-5512、F03-3297-5513)へ。