鶏肉32.2%増、鶏卵14.8%増 4月家計調査・購入量

総務省統計局は6月5日、令和2年4月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛によって〝巣ごもり需要〟が高まり、畜産物の購入量は前年同月に比べて大幅に増加した。

全国1世帯(世帯人員=2.96人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比32.2%増の1.805キロ(1人当たりは32.7%増の610グラム)、支出金額は23.8%増の1574円(同24.3%増の532円)。

鶏卵の購入量は14.8%増の3.068キロ(1人当たりは15.2%増の1.036キロ)、支出金額は23.6%増の931円(同24.1%増の315円)。

このほかの購入量は、牛肉は25.7%増の655グラム、豚肉は19.7%増の2.058キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は12.0%増の262グラム、ドレッシングは4.3%増の219ミリリットル、生鮮魚介は8.2%増の2.111キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は1.1%減の9996円(やきとりの支出金額は11.3%減の180円)、学校給食を除く外食の支出金額は66.0%減の4776円。

これらを基に本紙で試算した1~4月累計の鶏肉の購入量は前年同期比10.0%増の6.182キロ(1人当たりは10.6%増の2.089キロ)、支出金額は7.5%増の5644円(同8.1%増の1907円)。

鶏卵の購入量は7.4%増の11.259キロ(1人当たりは8.0%増の3.804キロ)、支出金額は12.6%増の3335円(同13.2%増の1127円)。

1人当たりの購入量は表の通り。