鶏肉13.2%増、鶏卵10.5%増 3月家計調査・購入量

総務省統計局は5月8日、令和2年3月分の家計調査結果を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛によって〝巣ごもり需要〟が高まり、購入量が増加した項目が多かった。

全国1世帯(世帯人員=2.96人)当たりの鶏肉の購入量は前年同月比13.2%増の1.617キロ(1人当たりは13.6%増の546グラム)、支出金額は8.9%増の1451円(同9.3%増の490円)。

鶏卵の購入量は10.5%増の3.001キロ(1人当たりは10.9%増の1.014キロ)、支出金額は16.7%増の888円(同17.1%増の300円)。

このほかの購入量は、牛肉は5.1%増の600グラム、豚肉は9.0%増の2.044キロ、マヨネーズ・マヨネーズ風調味料は7.5%増の258グラム、ドレッシングは4.2%減の206ミリリットル、生鮮魚介は6.7%増の2.143キロ。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は3.3%増の1万526円(やきとりの支出金額は4.0%減の193円)、学校給食を除く外食の支出金額は31.1%減の1万370円。

これらを基に本紙で試算した1~3月累計の鶏肉の購入量は前年同期比2.9%増の4.377キロ(1人当たりは3.5%増の1.479キロ)、支出金額は2.3%増の4070円(同2.9%増の1375円)。

鶏卵の購入量は4.9%増の8.191キロ(1人当たりは5.5%増の2.767キロ)、支出金額は8.8%増の2404円(同9.4%増の812円)。

1人当たりの購入量は表の通り。

家計調査・1人当たりの購入量の推移