食鳥協がミツカンに感謝状 CMなどを通じて消費拡大に貢献

ミツカンの伊藤勝巳取締役MD本部長(中央)に感謝状と記念盾を贈呈

(一社)日本食鳥協会(佐藤実会長)は10月29日、主力商品「味ぽん」のテレビCMなどを通じて国産チキンの消費拡大に貢献している㈱Mizkan(ミツカン、吉永智征社長兼CEO―本社・愛知県半田市)に感謝状を贈呈した。

ミツカンは「味ぽん」を鍋用の調味料としてだけでなく、「鶏のさっぱり煮」などの新たなメニューに活用するようテレビCMなどで提案してきた。今秋はヘルシーで人気が高まっている鶏むね肉に着目し、女性の社会進出などによって高まる簡便ニーズに対応するメニューとして、鶏むね肉を〝味ぽん:水=1:1〟で味付けした「さっぱり鶏チャーシュー」を提案している。

東京都港区の浜松町東京會舘で開いた感謝状贈呈式で、あいさつした日本食鳥協会の佐藤会長は「本日は『国産とり肉の日』の記念日。5年目を迎えた国産鶏肉市場活性化事業の中で、ミツカンが国産チキンの消費拡大に大きく貢献し続けていることに対し、感謝を申し上げたいと考えていた。ミツカンのテレビCMのおかげで、一昨年は比較的に不需要部位と言われる手羽元が市場でひっ迫したことを鮮明に記憶している。今年は鶏むね肉を使った『さっぱり鶏チャーシュー』を大々的にテレビCMに取り上げていただき、国産チキンの消費拡大と定着にどれだけ貢献しているのか、計り知れない。今回ミツカンが提案している『さっぱり鶏チャーシュー』は、『味ぽん』と水で簡便に調理できる。特に鶏むね肉に多く含まれ、疲労回復効果があるイミダゾールジペプチドを最大限に吸収できるなど、これ以上ない組み合わせのメニューである。この良さを様々な分野で認識していただき、このメニューが家庭だけでなく中食、外食にも取り上げられるように、ますます拡大することを期待している」などと述べた。

ミツカンの伊藤勝巳取締役MD本部長に、佐藤会長から感謝状、国産鶏肉市場活性化事業実行委員会の辻貴博委員長(貞光食糧工業㈱社長)から国産チキンのシンボルマークが入った記念の盾が贈られた。

伊藤本部長は「取引先や素材メーカーの業績向上にわずかながらでも貢献できたことは大変うれしく、また身の引き締まる思いである。1983年に初めて鍋以外のメニューとして『おろし焼肉』を提案して以降、鍋から〝つける〟〝かける〟というテーブルユースの領域を提案した。『鶏のさっぱり煮』は〝煮る〟というクッキングユースの領域にも歩幅を広げた提案となった。今回新たに開発し、9月からテレビCMも放映している『さっぱり鶏チャーシュー』は、外食店のニユートーキヨーでもメニュー化された。これまでの家庭から外食へと新たな広がりを見せており、可能性があるメニューだと考えている」などとお礼を述べた。

感謝状贈呈式の終了後に行なった「さっぱり鶏チャーシュー」の紹介イベントには、「味ぽん」のテレビCMに出演している俳優の唐沢寿明さんが「いまの私があるのは『味ぽん』のおかげです」と笑顔で登場。ゲスト出演したお笑いコンビの髭男爵(山田ルイ53世、ひぐち君)も1日限定で〝鶏男爵〟と改名し、イベントを盛り上げた。唐沢さんは「『味ぽん』を使った料理を考えている人がすごいと思うし、どんどん簡単になってきている。今後も新しいメニューが出てくることを楽しみにしたい」と話した。
「さっぱり鶏チャーシュー」のレシピなどの詳細は、ミツカンの味ぽんサイトへ。

さっぱり鶏チャーシューを限定発売

ビヤホールや和食・洋食・中国料理などの店舗を展開する㈱ニユートーキヨー(本社・東京都中央区)は、ミツカンとコラボレーションした「さっぱり鶏チャーシュー」のオリジナルメニューを10月から約2か月の期間限定で販売している。

ディナーでは「国産骨付き鶏チャーシューのグリル」(1200円)と「しっとり鶏チャーシュー 大葉のジェノバソース」(700円)。ランチでは「鶏ももチャーシューの『味ぽん』ピラフ しっとり鶏むねチャーシューサラダ」(1000円)。

販売店舗は数寄屋橋本店、有楽町電気ビル店、ミュンヘン新宿店、ビヤレストランパレスサイドビル店、東京駅八重洲口店(しっとり鶏チャーシューのみ)。