殻付卵グアムへ 輸入は鶏肉が減、加工卵も軒並み減 3月輸出入
財務省は2019年3月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比8.9%減の3万9551トンで、このうちブラジルは4.3%減の2万9261トン、タイは25.0%減の8750トン。鶏肉調製品は18.0%増の4万2542トン。1~3月の輸入累計は鶏肉が前年同期比11.1%減、鶏肉調製品が4.7%増、鶏の肝臓が5.99倍増、七面鳥肉が3.7%増、家きん肉が23.8%減、その他の家きん肉調製品が23.4%増。
《鶏卵関係輸入》加工卵は卵白粉の前年同月比5.9%増を除いて軒並み減少。凍結全卵は8.9%減、凍結卵黄は8.1%減、凍結卵白は66.1%減、全卵粉は34.0%減、卵黄粉は55.5%減、殻付卵は27.0%増の5トンを輸入した。1~3月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比11.7%減、凍結卵黄が5.2%増、凍結卵白が16.6%減、全卵粉が22.0%減、卵黄粉が13.0%減、卵白粉が4.5%増、殻付卵が4.4%増。3月の輸入卵の殻付換算は8793トン(前年同月比5.3%減)で、1~3月累計では2万8722トン(前年同期比1.9%増)。
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出実績は前年同月比0.8%増の949トン。このうち『鶏肉もも・むね』はベトナムに16トン、香港に10トンを輸出。モミジなどを含む『鶏肉その他』は香港、カンボジア、ベトナムに924トンを輸出。殻付卵は香港、台湾、シンガポールに次いで、米領グアムへの輸出が報告された。
※鶏卵・鶏肉の輸出入の表は統計情報のページに掲載しています