アオヤマ 『たまご選別機 BM-72』を新発売 『小型洗卵乾燥殺菌機 SWD-72』との連結も
㈱アオヤマ(青山欣之社長―本社・大阪府茨木市真砂2-10-10)は、今年4月に名古屋市で開かれた国際養鶏養豚総合展2022で『小型洗卵乾燥殺菌機 SWD-72』と『たまご選別機 BM-72』を連結して稼働展示し、来場者から高い関心が集まった。
毎時7200卵の処理能力がある『小型洗卵乾燥殺菌機 SWD-72』は、腐食しにくいオールステンレスボディーで、ワンタッチで脱着可能な洗卵ブラシ・乾燥ブラシを採用しており、殺菌効果を高めるためのUVランプを搭載している。
洗卵機と乾燥機は一つのプッシュバーコンベアーでつながっているため、コンベアー自体も洗浄・乾燥されており、たまごもコンベアーも清潔に保てるよう工夫されている。
また、洗卵機で使用する温水の次亜塩素酸ナトリウム濃度を自動的に調節できる「薬液流量安定化装置」を搭載しており、濃度調整の負担を軽減するなど、多くの特徴を持っている。
また、今年6月に新発売した『たまご選別機 BM-72』の処理能力は毎時7200卵。
今までの小型たまご選別機は、秤量器が鉄製(メッキ処理)で錆びてしまったり、摩耗劣化で定期的に部品を交換する必要があった。また、秤量器をたまご搬送の下部に取り付けていたため、水で洗うことができなかった。これらの課題を解決するために『たまご選別機 BM-72』を開発したもの。
すべての部材に腐食しにくいステンレスを使用し、秤量器をたまご搬送の上部に取り付けることによって、破卵や異物などの影響を受けにくくした。何より選別機を水洗いできるように開発しているため、衛生面でも鶏卵生産者に大きく貢献できるとのこと。
主な特徴は、①装置は腐食しにくいオールステンレスボディー②従来の機械式秤量器を逆転の発想でユニークな機構に刷新③排出時、たたいてはじき出さないため、たまごに優しい④秤量器はステンレス棒のため、上に異物が乗って誤判定しないように工夫されている⑤秤量器は部品化されており、故障時のメンテナンスなど交換工事が簡単⑥たまご選別機だけでの運用も可能で、現在使っているアオヤマ製洗卵選別機では選別機のみ交換・使用が可能――など。すでに国内で2台が稼働している。
詳細は同社(電072-638-1288、F072-638-0197)へ。