「ホワイト物流」推進運動を宣言 全農チキンフーズ

全農チキンフーズ㈱(山下武彦社長―本社・東京都港区)は、このほど国土交通省・経済産業省・農林水産省が提唱する「ホワイト物流」推進運動の主旨に賛同し、持続可能な物流環境の実現に向けた「自主行動宣言」を、「ホワイト物流」推進運動事務局に提出した。

「ホワイト物流」推進運動は、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とした運動。トラック運送の生産性の向上・物流の効率化、女性や60代以上の運転者なども働きやすい、より「ホワイト」な労働環境の実現を目指している。国土交通省と経済産業省、農林水産省は昨年4月から、上場企業と各都道府県の主要6300社に、参加を呼びかけていた。

全農チキンフーズが提出した自主宣言の内容(取り組み項目)は、①物流の改善提案と協力②パレット等の活用③集荷先や配送先の集約④船舶や鉄道へのモーダルシフト⑤物流システムや資機材の標準化⑥契約の相手方を選定する際の法令順守――など。