丸紅が中国で飼料合弁事業 シノグレイン油脂、山東六和集団と

丸紅(株)(朝田照男社長―本社・東京)は8月16日、中国儲備糧管理総公司(シノグレイン)グループ傘下の搾油・製油メーカー、中儲糧油脂有限公司(シノグレイン油脂―本社・北京市)、中国最大規模の農牧企業の山東六和集団有限公司(六和集団―本社・山東省青島市)の3社で、中国における飼料合弁事業の展開で合意し、戦略提携意向書に調印したと発表した。
丸紅はこれまで、シノグレイン油脂、六和集団とそれぞれ戦略提携意向書に調印しているが、丸紅の仲介で3社合意ができたため、成長が続く中国の飼料需要を見据え、中国全土で合弁の飼料工場を建設し、飼料市場でのシェア拡大と飼料・畜産インテグレーション事業の基盤拡充を目指す。丸紅の2012年度の穀物販売量は2500万トンを超える計画で、中国における3社合弁事業でさらに供給を増加させる。
六和集団は、飼料生産を現在の年間1100万トンから2014年には2000万トンに増やす計画で、鶏肉と鴨肉の生産でも中国ナンバーワンのシェアを占める。

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