全製造拠点でISO22000取得 エヌチキングループ
鶏の加工と鶏肉加工製品の製造工程
㈱エヌチキン(徳満義弘社長―本社・鹿児島県南九州市知覧町郡3669)は8月13日付で、グループの全製造拠点について食品安全マネジメントシステムの国際規格「ISO22000」認証を取得した。
認証施設は、①製造工場と第1、第2、第3加工場(知覧町郡3635)②グループの南薩食鳥㈱伊集院工場(同県日置市伊集院町)③同宮崎工場(宮崎県児湯郡高鍋町)――の各施設。認証の登録範囲は、鶏の加工および鶏肉加工製品の製造(①の施設は鶏肉の処理・カット加工、鶏の調理加工品および水煮の製造。②の施設は鶏肉の加工、調理加工品の製造。③の施設は鶏肉の調理加工品の製造)。認証機関はインターテック・サーティフィケーション㈱。
同社は種鶏と成鶏の処理・製造加工の各工程で厳しい管理体制を敷き、様々な角度からの品質チェックを行なうことにより、安全・安心な鶏肉の供給を目指し、2007年2月にISO9001認証を取得していたが、昨今の顧客の品質へのニーズにより踏み込んで応えるため、本認証の取得に取り組んだもの。昨年7月6日に活動開始のキックオフ宣言を行ない、食鳥処理の工程は所属する(一社)日本成鶏処理流通協会の「HACCPに基づく衛生管理のための手引書」、食鳥加工の工程はISO9001からステップアップした要求事項への対応に注力し、認証取得につなげた。
同社では「すべての従業員が、常にスタートラインに立っているとの認識を持ち続け、さらなる改善に努めてまいります。今後はFSSC22000認証の取得も視野に、安定した高品質の製品を食鳥文化豊かな九州から発信していきます」とコメントしている。