7月輸入 鶏肉13.2%減少、殻付換算は18.5%減

財務省は2021年7月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比13.2%減の4万4750㌧。このうちブラジルは26.6%減の2万9781トン、タイは前年の反動増で36.1%増の1万3135トンとなった。鶏肉調製品は14.3%増の4万3850トン。あひる(主にあい鴨肉)は40.2%増の502トン。

1~7月の輸入累計は鶏肉が前年同期比5.3%増、鶏肉調製品が1.1%増、あひるが27.2%増。

《鶏卵関係輸入》加工卵では凍結全卵と凍結卵黄、卵黄粉が増加。殻付卵は計128トンのうちアメリカから66トン(単価262円)、マレーシアから59トン(142円)と報告されている。

1~7月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比3.3%増、凍結卵黄が28.1%増、全卵粉が3.2%減、卵黄粉が6.3%増、卵白粉が9.0%減、マヨネーズが0.7%減。殻付卵が395.7%増。

7月の輸入卵の殻付換算は7716トン(前年同月比18.5%減)で、1~7月累計では6万900トン(前年同期比5.0%減)。

7月鶏肉輸入 7月鶏卵輸入

 

7月輸出 鶏肉35.3%減、殻付卵は55.1%増

《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出量は前年同月比35.3%減の488トンで、このうち『もも・むね』が10.9%減の51トン、手羽やモミジなどの『その他』が24.4%減の437トン。鶏肉調製品は99.3%増の64トン。

殻付卵は55.1%増の1953トンで、うち香港向けが57.3%増、シンガポール向けが12.8%減。マヨネーズは38.0%増の1084トンを輸出。

1~7月の輸出累計は鶏肉が前年同期比52.5%減、鶏肉調製品が26.7%増、殻付卵が30.2%増、マヨネーズが49.1%増。加工卵関係は凍結全卵が30.8%減、凍結卵黄が62.2%増、全卵粉が126.2%増などとなっている。

7月鶏肉鶏卵輸出