アイオイ(肉用鶏)に政策統括官賞 飼料用米活用畜産物ブランド日本一
(一社)日本養豚協会は3月29日、令和2年度米活用畜産物等全国展開事業で実施した「第4回飼料用米活用畜産物ブランド日本一」の受賞者を公表した。
同コンテストは、国産の飼料用米を給与した畜産物のブランド化による販売力向上などに取り組んでいる畜産事業者を表彰するもの。今回は21点の応募があり、審査の結果、㈲エムケイ商事(宮崎県)の「エムケイさんちのお米豚」が農林水産大臣賞、㈱アイオイ(山形県)の「やまがた最上どり」が農林水産省政策統括官賞、㈲宮城種畜センター(群馬県)の「こめこめ豚」が全国農業協同組合中央会会長賞、豊後・米仕上牛販売拡大協議会(大分県)の「豊後・米仕上牛」が(公社)中央畜産会会長賞を受賞した。
また、審査員特別賞は生活協同組合おかやまコープ(岡山県)の「コープおかやま牛」「コープおかやま豚」「コープおかやま若鶏」「コープ産直こめたまご」、神奈川県立中央農業高校(神奈川県)の「中農白たまご」、北海道倶知安農業高校(北海道)の「ようてい和牛」の3点。
飼料用米日本受賞者を発表
農林水産省は3月11日に令和2年度「飼料用米多収日本一」の受賞者を発表した。
「単位収量の部」では単収874キロを実現した秋田県大館市の出島博昭氏(品種・作付面積=秋田63号・182アール)、「地域の平均単収からの増収の部」では地域の平均単収を283キロ上回った北海道愛別町の(農)伏古生産組合(柴田隆代表理事―品種・作付面積=そらゆたか・736アール)が農林水産大臣賞を受賞した。
このほかの受賞者は次の通り。
〔単位収量の部〕政策統括官賞=㈲豊心ファーム(境谷一智社長―青森県五所川原市)▽全国農業協同組合中央会会長賞=(農)ふながわ(由井久也代表―富山県朝日町)▽全国農業協同組合連合会会長賞=浅井孝司氏(北海道美唄市)▽(協)日本飼料工業会会長賞=高橋俊惠氏(青森県五所川原市)▽日本農業新聞賞=五十嵐光博氏(山形県庄内町)
〔地域の平均単収からの増収の部〕政策統括官賞=遠目塚春生氏(宮崎県えびの市)▽全国農業協同組合中央会会長賞=伊藤裕彦氏(北海道当別町)▽全国農業協同組合連合会会長賞=天水茂氏(北海道蘭越町)▽(協)日本飼料工業会会長賞=カンドーファーム㈱(田尻一輝社長―島根県松江市)▽日本農業新聞賞=柿並博志氏(宮崎県都城市)