赤鶏の価値向上へ (一社)日本赤鶏協会を設立

日本赤鶏協会の設立総会

㈱ヤマモト(山本光夫社長―本社・京都府亀岡市保津町上火無66-2)は平成3(1991)年にカナダ・シェーバー社(現ハバード社)と高付加価値種鶏(レッドブロ=赤鶏)の日本総代理店契約を締結し、赤鶏の普及を図ってきたが、赤鶏はおいしい肉質を持つ鶏としての評価だけでなく、自然にゆっくりと育つため、近年ではアニマルウェルフェアの面からも注目されている。同社では赤鶏ブランドの地鶏や銘柄鶏の認知度をさらに高めることなどを目的に、10月10日に「一般社団法人日本赤鶏協会」の設立総会を開いた。

総会には、フランスのハバード社から3人、赤鶏種鶏を導入している日本側のインテや孵化場などから22人が出席し、①日本赤鶏協会のロゴ、コミュニケーションワードなどの商標出願②協会ホームページの設置③普及促進専門委員会の設置④赤鶏商品の認知拡大、販促活動⑤ハバード社の現地視察旅行の検討⑥2012年ハバードプレミアムフォーラム日本開催の検討――などの事業内容を了承した。

設立総会に参加した皆さん

日本赤鶏協会の事務局は㈱ヤマモト内に置く。次の各氏が役員に就任した。
会長=横尾和浩(㈱ヨコオ)
副会長=清水建志(伊達物産㈱)
理事=山田博文(㈱オーエヌポートリー)、末永明典(深川養鶏農協)、松尾秀隆(㈲松尾孵卵場)
監事=須貝正弘(㈱スリーエム)、車田信彦(㈱福島エンヤ)