クリスマスのKFCチキン 売上高が過去最高

日本ケンタッキー・フライド・チキン㈱(近藤正樹社長―本社・横浜市西区)は2017年のクリスマス期間(12月23~25日、稼働店舗数1135)の売上高が過去最高の約60億円に上ったと発表した。
稼働店舗数が16年より3店増えているため単純比較できないが、前年同期を約8000万円上回る販売実績となった。早めの予約を呼びかけたことが奏功し、クリスマスイブ(24日)の販売数が特に伸びたという。
また、新宿駅などで去る12月に営業した期間限定店舗『KFCステーション』の持ち帰り専用オリジナルチキンがブログやSNSで〝電車内でにおわないチキン〟として話題となり、クリスマス期間の売上増にも一定の効果があったようだ。

同社ではKFCステーションを、クリスマスシーズンや催事、週末などに合わせて駅構内、一部の商業施設内などに設け、持ち帰り専用チキンを販売している。
各店舗で特殊製法により加熱調理し、おいしさを中に閉じ込め、常温で提供。電子レンジやオーブンで加熱すれば通常のオリジナルチキンと同じ味・香りになるよう工夫している。
同社広報室の久本尚美氏は「クリスマス時期には多くの店舗が持ち帰り専用チキンを販売した。もともと常温でお渡しするため移動時間を気にしなくて良く、家族が好きなタイミングで温めて食べられる。店舗外にKFCの利用拠点を確保できるのは当社とお客様の双方にとって魅力。今後もチャンスとみれば特設ブースや限定店舗を出店していきたい」としている。

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