北川鶏園が2年連続で農林水産大臣賞 千葉県鶏卵品質改善共進会

(一社)千葉県農業協会養鶏部会(梅原正一部会長)は11月4日、八街市の千葉県畜産総合研究センターで「第37回千葉県鶏卵品質改善共進会」を開いた。
千葉県の鶏卵共進会は農林水産祭の参加行事で、農林水産大臣賞が授与される鶏卵共進会は、現在では千葉県と岡山県の2県だけとのこと。
共進会について梅原正一部会長は「外観審査と割卵審査の配点は、以前は50点ずつであったが、卵の品質に対する消費者の関心が高くなってきたため、3年前に配点を外観審査30点、割卵審査70点に見直した。
10年くらい前は白玉の出品が多かったが、現在は赤玉やピンク卵の出品が多く、自家販売する生産者も増えて、賞を取った生産者が卵の販売につなげている場面もある。
今年は野菜部会の農産物直売所グリーブさんとコラボし、6月に千葉三越で実施された物産展『千葉・房総発見伝』のグリーブさんのコーナーで買い物したお客さんに、昨年度の共進会で上位に入賞した生産者の卵をプレゼントした。これは卵の共進会を毎年実施していることと、千葉県には良い卵があることを県民の皆さんに知ってもらおうと企画したもので、毎年継続して実施したいと考えている」などと述べた。
37回目となる今回は、養鶏部会員から113点(1点は鶏卵20個、鶏卵1個当たりの重量は58グラム以上70グラム未満)の出品があり、千葉県畜産総合研究センターの職員らが外観審査で形状や色、大きさ、清潔度、割卵審査で卵殻厚やにおい、卵黄色、卵殻強度、ハウユニット、異物混入の有無を調べた結果、㈲北川鶏園(袖ヶ浦市)が昨年に続き農林水産大臣賞を受賞した。このほかの入賞者は次の通り。
千葉県知事賞=㈲光永ファーム(君津市)
農林水産省生産局長賞=千葉エッグファーム㈲(香取市)
【千葉県畜産総合研究センターの職員らが審査した鶏卵品質改善共進会】

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