需給のひっ迫感後退 米国産トウモロコシ

米農務省(USDA)は10月12日、10月の世界農産物需給予測月報を公表した。この中でトウモロコシの期首在庫(今年9月1日時点の在庫量、米国の穀物年度は9~8月)は、最新の四半期調査を基に大幅に上方修正し、11億2800万ブッシェル(前年度比33.9%増)となった。
一方、今年の生産量は前月予想を6400万ブッシェル下回る124億3300万ブッシェル(同0.1%減)となった。収穫面積が前月予想を50万エーカー下回ったことなどによる。
国内消費量は前月と同じ111億1000万ブッシェル(同0.1%減)に据え置いたが、輸出量はウクライナなどの穀物生産が豊作となっているため、米国産トウモロコシの輸出量が減るとして、前月予想を5000万ブッシェル下方修正し16億ブッシェルとした。
期末在庫(来年8月末)は、期首在庫の大幅な引き上げを反映して、前月予想を1億9400万ブッシェル上方修正し8億6600万ブッシェルとなり、期末在庫率は前月の5.3%から6.8%に改善された。
生産者の平均販売価格は上値、下値を前月より30セントずつ引き下げ、6.20~7.20ドル/ブッシェルになると予想した。
シカゴ先物相場(期近物)は、この発表翌日の10月13日は6ドル38セント前後での推移となった。
大豆の生産量は、予想単収と収穫量を下方修正したため、前月を2500万ブッシェル下回る30億6000万ブッシェル(前年度比8.1%減)となった。
国内消費量は、搾油向けは前月予想を据え置いたが、輸出は南米産の輸出が増えるとして4000万ブッシェル下方修正した。
期末在庫は前月予想を500万ブッシェル下回る1億6000万ブッシェル(同25.6%減)、期末在庫率は前月を0.1ポイント下回る5.1%に下方修正した。
生産者の平均販売価格は上値、下値を前月より五〇㌣ずつ引き下げ、12.15~14.15ドル/ブッシェルで推移するとした。