にいがた地鶏のさらなる普及へ にいがた地鶏生産普及研究会

にいがた地鶏生産普及研究会(新潟県新発田市舟入1047―事務局・(株)シバタポートリーセンター内)は、平成16年3月にデビューした「にいがた地鶏」のおいしさをもっと知ってもらうため、さまざまなイベントに参加して、PR活動を続けている。
にいがた地鶏は、昭和14年に国の天然記念物に指定された同県産の長鳴鶏「蜀鶏(とうまる)」の雄と、名古屋種の雌を掛け合わせた交雑種(雄)に、横班プリマスロック(雌)を交配して作出した地鶏。うま味成分のイノシン酸やグルタミン酸などの分析と、食味試験を繰り返し行なった結果、最も評価の高かった組み合わせを選んだ。
鶏肉本来のおいしさと、しっかりとした歯ごたえが特長のにいがた地鶏は、ガラスープと正肉で作る水炊き、地鶏鍋、新潟産コシヒカリを使った鳥雑炊で食べるのがオススメとのこと。
同研究会では、「にいがた地鶏のおいしい料理レシピ」として「鶏めし」「地鶏どて焼鍋」「にいがた地鶏の朴葉包み蒸し」なども紹介している。
現在の年間生産羽数は、あえて大量生産は追求せず、約5000羽。飼育日数は雄が90日、雌が110日以上と長く、28日齢以降は1平方メートル当たり10羽以下のゆったりとした環境で平飼いしている。生産農場は徹底した衛生管理を行ない、(社)新潟県畜産協会の「畜産安心ブランド生産農場」として認定。飼料には新潟産コシヒカリ(未熟米など)も活用し、1羽1羽を手作りの“作品”として、大切に育てていくという。
【にいがた地鶏(左)と地鶏鍋】

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