ワクチンなどで勧告 OIE

家きん疾病小委員会では、4月7、8の両日、パリのOIE(国際獣疫事務局)本部で開かれたOIE/FAO主催の鳥インフルエンザに関する技術会議(生態および疫学、病原性、人の健康への影響、診断、ワクチンに注目した鳥インフルエンザの防疫および対策の改善の6分野で、それぞれ発表や質疑が行なわれた)の勧告内容が農林水産省から報告された。
勧告の内容は後日公表されるが、ワクチンに関しては(1)ワクチン接種は、その効果的かつ適切な使用と、ウイルスの循環がないことを担保するために、接種鶏群でのモニタリングを実施しながら行なうこと(2)鳥インフルエンザの防疫は、摘発淘汰、ワクチン接種、バイオセキュリティの改善と、生産者の意識改革といった低減手法よって行なうこと(3)ワクチンはOIE基準を満たすとともに、ワクチン接種の戦略はFAOのガイドラインに沿ったものとすること(4)ワクチン接種前に、ワクチン接種群のサーベイランスプログラムを確立すること。また、ワクチン接種を中止する戦略も事前に確立すること――などが勧告される予定で、従来に比べてワクチンの使用に一歩踏み込んだ内容になるようだ。

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