発生件数は11.3%減、患者数も0.2%減少 14年食中毒

厚生労働省は、このほど平成14年の食中毒発生状況(速報値)をまとめた。
それによると、食中毒の発生件数は1,710件で、前年に比べ218件、11.3%減少した。患者数は25,812人で、前年に比べ50人、0.2%減少した。
死亡者は17人で、前年より13人増えた。
病因物質別にみると、発生件数では全体の約96%が判明し、1位がサルモネラ属菌の425件(前年2位、361件)、2位がカンピロバクター・ジェジュニ/コリの420件(同1位、428件)、3位が小型球形ウイルスの243件(同4位、269件)、4位が腸炎ビブリオ213件(同3位、307件)であった。
患者数では全体の約94%が判明し、1位は前年と同じく小型球形ウイルスの6,838人(前年7,358人)、2位がサルモネラ属菌の5,582人(同2位、4,949人)、3位がウエルシュ菌の3,792人(同6位、1,656人)、4位が腸炎ビブリオの2,639人(同3位、3,065人)、5位がカンピロバクター・ジェジュニ/コリの2,038人(同5位、1,880人)であった。
原因食品別では、発生件数の約53%、患者数の約13%が不明。判明しているうち、肉類およびその加工品は事件数51件(前年56件)、患者数1,032人(同1,045人)。卵類およびその加工品は事件数21件(同35件)、患者数298人(同460人)といずれも減少している。
原因施設では、判明している中で最も多いのが飲食店の439件、11,180人(前年468件、9,799人)であった。

発生件数で40%、患者数で35%減卵関係での食中毒

厚生労働省の平成14年の食中毒発生状況(速報値)によると、「卵類およびその加工品」を原因とする食中毒は、前年に比べ発生件数で40%、患者数で35%も下回った。
「卵類およびその加工品」の食中毒は年々減少している。死者も平成10年に1人出て以降、ゼロが続いており、生産、流通、加工段階でのサルモネラ対策が進んでいることを示すものといえる。

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