8月輸入 鶏肉4万6934トン、卵は殻付換算で合計1万トン超

財務省は2021年8月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比16.4%増の4万6934トン。このうちブラジルは7.3%増の3万3341トン、タイは39.2%増の1万1804トンとなった。

鶏肉調製品は32.6%増の4万4072トン。あひる(主にあい鴨肉)は22.7%増の414トン。

1~8月の輸入累計は鶏肉が前年同期比6.5%増、鶏肉調製品が4.5%増、あひるが26.7%増。

《鶏卵関係輸入》加工卵は凍結全卵と凍結卵黄、全卵粉、卵白粉が増加。殻付き卵は計415トンのうちアメリカから前月(21年7月)の約5倍の328トン(単価224円)、マレーシアから82トン(145円)を輸入。

1~8月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比19.0%増、凍結卵黄が36.0%増、全卵粉が3.1%増、卵黄粉が3.1%増、卵白粉が6.1%減、マヨネーズが17.8%減。殻付き卵が約13倍増。

8月の輸入卵の殻付換算は1万1529トン(前年同月比27.6%増)で、1~8月累計では7万2429トン(前年同期比0.9%減)。

8月輸出 もも・むね、その他部位とも減 殻付卵は香港向けが増加

《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出量は前年同月比21.1%減の582トンで、このうち『もも・むね』が36.6%減の44トン、手羽やモミジなどの『その他』が13.3%減の538トン。鶏肉調製品は133.3%増の93トン。

殻付卵は1.9%増の1940トンで、うち香港向けが3.4%増、シンガポール向けが48.3%減。マヨネーズは9.3%増の946トンを輸出。

1~8月の輸出累計は鶏肉が前年同期比49.0%減、鶏肉調製品が42.6%増、殻付卵が25.3%増、マヨネーズが42.3%増。加工卵関係は凍結全卵が29.7%減、凍結卵黄が67.2%増、全卵粉が54.4%増。