宮城と千葉 鳥インフルの防疫対応終了

今年3月23日に宮城県栗原市と千葉県旭市の採卵養鶏場で発生が確認されたH5N6亜型の高病原性鳥インフルエンザは、27日午前までにすべての殺処分鶏と汚染物質を埋却し、防疫措置を完了。その後21日間を経過しても新たな感染がなかっため、4月18日午前0時に半径3キロメートルの移動制限が解除された。
昨年11月28日以降の今冬シーズンの国内発生数は、青森、新潟、北海道、宮崎、熊本、岐阜、佐賀、宮城、千葉の9道県12事例、殺処分羽数は約166万9000羽。
家きんの種類別では、採卵鶏が7事例で約128万5000羽、肉用鶏が2事例で約29万羽、肉用種鶏が1事例で7万1000羽、あひるが2事例で約2万2700羽となった。
ただ、韓国や台湾では、4月に入っても発生報告が続いており、防鳥ネットなどのほころびや鶏舎の隙間の補修などを行なって野生動物が侵入しないようにするとともに、日頃のバイオセキュリティを強化していく必要がある。

農水省が大型連休の防疫対策徹底を要請

農林水産省は4月14日、ゴールデンウイーク期間中に、日本から口蹄疫や鳥インフルエンザなどの発生国への渡航者が増えることから、わが国へ家畜伝染病の病原体が侵入するリスクが高まるとして、防疫対策に万全を期すことを各都道府県の畜産・検疫業務担当者に求めた。

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