平成25年の農業産出額 養鶏は8.3%増の7842億円 鶏卵4638億円、食鶏3204億円

農林水産省が去る12月16日に公表した平成25年の農業総産出額は、前年を0.7%下回る8兆4668億円となった。野菜、果実、畜産部門の産出額は価格上昇などで増加したが、米は価格低下で減少した。
養鶏の産出額は前年比8.3%増の7842億円(農業総産出額に占める構成比9.3%)。
このうち鶏卵の産出額は、鶏卵価格が上昇(東京・JA全農たまごM加重は24年の179円から25年は194円で15円高)したため、前年比10.3%増の4638億円(同構成比5.5%)。
食鶏(ブロイラーと採卵鶏の親めす)の産出額も、ブロイラー価格が前年を上回った(日経・東京のもも肉・むね肉合計は24年の752円から25年は830円で78円高)ため、前年比5.6%増の3204億円(同構成比3.8%)となった。
肉用牛の産出額は、価格が上昇したため、前年比3.1%増の5189億円(同構成比6.1%)。
乳用牛の産出額は、乳牛の価格が上昇したため、前年比0.4%増の7780億円(同構成比9.2%)。
豚の産出額は、価格が上昇したため、前年比7.1%増の5746億円(同構成比6.8%)。

鶏卵は茨城県、ブロイラーは宮崎県が1位県別の産出額

平成25年の都道府県別の農業産出額は、1位が北海道の1兆705億円、2位が茨城県の4356億円、3位が千葉県の4141億円、4位が鹿児島県の4109億円、5位が熊本県の3250億円となった。
農畜産物別の産出額は、1位が米、2位が生乳、3位が豚、4位が肉用牛、5位が鶏卵、6位がブロイラー、7位がトマト、8位がいちご、9位がみかん、10位がきゅうり。
鶏卵の産出額は、1位が茨城県の402億円(構成比8.4%)、2位が千葉県の326億円(同6.8%)、3位が鹿児島県の266億円(同5.6%)、4位が広島県の239億円(同5.0%)、5位が岡山県の227億円(同4.8%)。
ブロイラーの産出額は、1位が宮崎県の592億円(構成比19.7%)、2位が鹿児島県の539億円(同17.9%)、3位が岩手県の497億円(同16.5%)、4位が青森県の187億円(同6.2%)、5位が北海道の138億円(同4.6%)となった。

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