作付面積、生産量とも増加 26年産の飼料用米
農林水産省は10月10日、米に関するマンスリーレポートを公表した。この中で、平成26年産の飼料用米の作付面積は3万3881ヘクタールで、25年産の2万1802ヘクタールに比べ1万2079ヘクタール増加した。計画生産量も17万8486トンで、前年度の11万5350トンを6万3136トン上回る見込み。
飼料用米の作付面積は平成24年産までは順調に拡大し、作付面積3万4525ヘクタール、計画生産量18万3431トンに達したが、25年産は、政府の備蓄用米の買い上げ価格が引き上げられ、飼料用米や米粉用米を作るより有利になったことなどから、飼料用米、米粉用米ともに減少した。26年産の飼料用米は再び増加したものの、ピークの24年産を上回ることができなかった。