韓国で3例目のAI 全羅北道のウズラ農場で

韓国農林部は12月11日、11月23日に全羅北道益山市の肉用種鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の初発農場から約18キロメートル離れた29万羽のウズラ農場でも発生したと発表した。
同国では、周辺地域への拡大を心配し、殺処分などの徹底を図っていたが、周辺農場でも発生が確認されたことから、わが国としても警戒感を緩めることはできないとみられる。
韓国では、11月28日に初発農場から約3キロメートル離れた別の種鶏場でもウイルスを確認しており、今回の発生確認は3例目となる。
今回発生したウズラ農場は、同じ全羅北道にあるが、最初の発生農場の半径10キロメートルの警戒地域の外での発生になるため、農場の半径500メートル以内の家きん類7万羽余りが殺処分などの防疫措置が取られた。
同国では、半径3キロメートル以内を危険地域、同10キロメートルを警戒地域に指定し、鶏やアヒルなどの家きん類と卵などの生産物の移動を制限している。

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