次世代糞乾システム「ハイテムセコノブ」が稼働 東洋システム
東洋システム(株)(安田勝彦社長―本社・岐阜県各務原市金属団地97―4)は、次世代糞乾システム「ハイテムセコノブ」の第1号機を1月に西日本地区に、第2号機を2月に東日本地区に相次いで納入した。
両設備とも順調に稼働しているが、同システムは(1)鶏舎排気を糞乾に活用(2)生糞と乾糞との自動混合により、仕上がり鶏糞の水分が梅雨どきなど季節に関係なく一定(3)短時間の生糞充てん、乾糞搬出(1万羽当たりそれぞれ6分)――を特徴としている。
東洋システムは昨年、発明者のレイモンド・シャーディン氏と、製造工場のユーロマチック社(フランス)と提携して、ハイテムセコノブを発売したもの。同システムの要となる制御盤は、1号機、2号機とも同社が製造し、日本語表示となっている。
同システムを導入すると、汚れやすい糞乾用エアパイプが不要となり、舎内環境のクリーン化が進むと同時に、糞乾電気代も約30%削減できる、としている。
さらに同社では、ハイテムセコノブをウイスク(ウイスクブレードによる糞乾)と並ぶクリーン・省エネ型の糞乾システムとして、採卵農場の今後の設備として推進すると同時に、エアパイプ糞乾電気代に苦慮している農場への設備改善提案にも活用したい、としている。