鶏卵1位は出水市(鹿児島)、ブロイラー1位は日向市(宮崎) 令和元年の市町村別産出額

農林水産省は6月15日、令和元(2019)年の市町村別農業産出額(推計、農林業センサス結果などを活用)を公表した。

養鶏の産出額が多い市町村は、①宮崎県日向市221億6000万円②宮崎県都城市200億9000万円③鹿児島県出水市169億9000万円④鹿児島県大崎町128億6000万円⑤香川県三豊市118億6000万円⑥岩手県盛岡市107億6000万円⑦鹿児島県垂水市106億9000万円⑧鹿児島県南九州市92億4000万円⑨青森県横浜町90億1000万円⑩静岡県富士宮市87億9000万円――となった。

前年との比較では、前年6位の日向市が1位、前年3位の都城市が2位に上昇し、前年15位の盛岡市が6位に上昇した。

このうち、鶏卵の産出額が多い市町村(統計数値を公表)は、①鹿児島県出水市97億5000万円②新潟県村上市81億2000万円③静岡県富士宮市78億8000万円④香川県三豊市76億7000万円⑤鹿児島県南九州市74億7000万円⑥茨城県坂東市72億1000万円⑦広島県庄原市71億3000万円⑧茨城県小美玉市70億円⑨青森県八戸市69億5000万円⑩栃木県那須塩原市68億5000万円――の順。

前年との比較では、前年5位の出水市が1位、前年9位の村上市が2位に上昇。また、前年は養鶏の産出額が1000万円であった那須塩原市が10位になった。一方、前年1位の小美玉市は8位に順位を下げた。

ブロイラーの産出額が多い市町村(統計数値を公表)は、①宮崎県日向市210億8000万円②宮崎県都城市162億4000万円③鹿児島県大崎町123億5000万円④鹿児島県垂水市106億7000万円⑤岩手県一関市、岩手県一戸町84億3000万円⑦岩手県二戸市75億5000万円⑧鹿児島県長島町74億1000万円⑨鹿児島県出水市72億2000万円⑩宮崎県小林市58億2000万円――の順。

前年との比較では、前年4位の日向市が1位、前年3位の都城市が2位に上昇。前年29位の一戸町が5位、前年30位の長島町が8位に上昇した。

令和元年の鶏卵相場の年間平均は173円(前年比7円安)、食鳥相場はもも肉586円(同9円安)、むね肉243円(同39円安)であった。

令和元年(2019年)の市町村別産出額(推計)