4月輸入 鶏肉7.4%増、調製品3.2%増、輸入卵の殻付換算7.8%増
財務省は2021年4月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比7.4%増の5万157トンを輸入。このうちブラジルは5.1%減の3万3260トン、タイは45.7%増の1万5194トンとなった。
鶏肉調製品は3.2%増の4万5832トン。あひる(あい鴨肉)は13.0%減の463トンを輸入した。
1~4月の輸入累計は鶏肉が前年同期比11.9%増、鶏肉調製品が0.5%減、あひるが26.4%増。
《鶏卵関係輸入》加工卵は凍結卵黄と卵黄粉、卵白粉が増加。殻付卵は前年同月比2.2%増の3トンを輸入した。
1~4月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比19.8%減、凍結卵黄が11.1%増、全卵粉が0.9%減、卵黄粉が変わらず、卵白粉が11.1%減、マヨネーズが8.1%減、殻付卵が4.3%増、その他の家きん卵が18.7%増。
4月の輸入卵の殻付換算は9624トン(前年同月比7.8%増)で、1~4月累計では3万3249トン(前年同期比8.5%減)。
4月輸出 殻付卵0.8%減の1847トン、鶏肉77.6%減、調製品20.3%減
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉の輸出量は前年同月比77.6%減の274トンで、このうち『もも・むね』が70.0%増の46トン、モミジなどの『その他』が79.7%減の229トン。鶏肉調製品は20.3%減の43トン。
殻付卵は0.8%減の1847トンで、このうち香港向けが1.3%減、シンガポール向けが40.4%増。マヨネーズは98.1%増の919トンを輸出した。
1~4月の輸出累計は鶏肉が前年同期比58.7%減、鶏肉調製品が7.7%増、殻付卵が23.7%増、マヨネーズが28.6%増。加工卵関係は少ないが、凍結全卵が40.3%減、凍結卵黄が10.0%増、全卵粉が5.5倍増となっている。