鶏肉は5万トン台続く、卵関係はおおむね減少 7月輸入

財務省は2020年7月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。

《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比3.1%減の5万1578トンで、2か月連続の5万トン超えとなった。このうちブラジルは2.2%増の4万558トン、タイは17.7%減の9649トン。今年輸入実績のある16か国のうち、フィリピンやアルゼンチンなど11か国からの輸入がなかった。

鶏肉調製品は17.7%減の3万8376トンで、中国は7か月連続で前年を下回った。

1~7月の輸入累計は鶏肉が前年同期比1.2%増、鶏肉調製品が5.8%減、その他の家きん肉が12.6%増、その他の家きん肉調整品が7.3%増。

《鶏卵関係輸入》加工卵は凍結全卵が前年同月比53.8%減、凍結卵黄が23.3%減、全卵粉が20.0%増、卵黄粉が18.4%減、卵白粉が20.8%減。

殻付卵は29.7%減の4トンを輸入した(単価の高さから医療用に使われる卵とみられる)。

1~7月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比19.6%減、凍結卵黄が14.6%増、全卵粉が1.8%増、卵黄粉が3.2%増、卵白粉が5.9%減、殻付卵が3.3%減。

7月の輸入卵の殻付換算は9469トン(前年同月比19.3%減)で、1~7月累計では6万4075トン(前年同期比5.6%減)。

生鮮殻付卵は88.7%増、鶏肉輸出は754トン 7月輸出

《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉は香港、カンボジア、ベトナムに前年同月比44.9%増の754トンを輸出。鶏肉調製品は94・8%増の32トンで、ほとんどが香港向け。

殻付卵は88.7%増の1253トン、マヨネーズは7.7%減の786トンを輸出した。

1~7月の輸出累計は鶏肉が前年同期比5.3%増、鶏肉調製品が2.28倍増、殻付卵が2.01倍増、マヨネーズが15.3%減。