11月輸入 鶏肉7.2%減、調製品5.4%減 鶏卵関係も減少続く
財務省は2020年11月分の輸入・輸出通関実績をまとめた。
《鶏肉関係輸入》鶏肉は前年同月比7.2%減の4万5309トンで、4か月連続の5万トン以下となった。このうちブラジルは8.0%減の3万3234トン。
鶏肉調製品は5.4%減の4万2738トンで、中国は11か月連続で前年を下回った。
1~11月の輸入累計は鶏肉が前年同期比5.0%減、鶏肉調製品が8.6%減、七面鳥肉が43.0%減、その他の家きん肉が2.8%減、その他の家きん肉調製品が2.6%増。
《鶏卵関係輸入》殻付卵と加工卵のすべてが前年同月比で減少し、その他の家きん卵のみ増加した。
1~11月の輸入累計は凍結全卵が前年同期比23.3%減、凍結卵黄が2.4%増、全卵粉が7.5%減、卵黄粉が3.6%減、卵白粉が5.8%減、殻付卵が6.7%減、その他の家きん卵が9.2%減、マヨネーズが1.0%増。
11月の輸入卵の殻付換算は7260トン(前年同月比23.7%減)で、1~11月累計では9万6145トン(前年同期比7.0%減)。
11月輸出 殻付卵は2倍増の1710トン、鶏肉は27%減の748トン
《鶏肉・鶏卵関係輸出》鶏肉は香港とカンボジアに前年同月比27.0%減の748トン、鶏肉調製品は香港、マカオ、台湾に11.0%減の25トンを輸出した。
殻付卵は香港、シンガポール、グアムに約2倍増の1710トン。マヨネーズはアジア、中東、欧州、北米、南米、オセアニアなどの各国に40.5%増の1089トンを輸出した。
1~11月の輸出累計は鶏肉が前年同期比6.5%増、鶏肉調製品が2.09倍増、マヨネーズが6.5%増。加工卵の輸出累計は卵黄粉(前年実績なし)と卵白粉が増加。凍結全卵、凍結卵黄、凍結卵白、全卵粉が減少した。