鶏肉11.0%増、鶏卵7.1%増 令和2年の家計調査購入量

1人当たり購入量 鶏肉11.8%増、鶏卵7.8%増

総務省統計局が2月5日に公表した令和2(2020)年(1~12月)平均の家計調査結果によると、全国1世帯(世帯人員=2.95人)当たりの食料支出金額は前年比0.3%減の96万2373円となった。新型コロナウイルス感染症の拡大による〝巣ごもり需要〟で肉類、乳卵類、穀類、魚介類、野菜・海藻、酒類などは増加したが、菓子類と外食は減少した。

このうち、鶏肉の購入量は前年比11.0%増の18.774キロ、支出金額は10.9%増の1万7281円で、購入量は9年連続で前年を上回った。

鶏卵の購入量は7.1%増の34キロ、支出金額は10.6%増の1万142円で、購入量は2年ぶりに前年を上回った。支出金額が1万円を超えたのは平成3年以来。

牛肉の購入量は9.9%増の7.186キロ、支出金額は11.8%増の2万3675円。豚肉の購入量は8.6%増の22.990キロ、支出金額は10.9%増の3万2861円。マヨネーズ・マヨネーズ風調味料の購入量は7.6%増の2.817キロ、支出金額は9.5%増の1381円。ドレッシングの購入量は3.1%増の2.436リットル、支出金額は5.3%増の2289円、生鮮魚介の購入量は4.1%増の23.910キロ、支出金額は5.4%増の4万3610円。

弁当や総菜など調理食品の支出金額は3.2%増の13万2494円(このうちやきとりの支出金額は2.8%減の2354円)、学校給食を除く外食の支出金額は27.5%減の12万921円。

本紙で試算した1人当たりの鶏肉の購入量は前年比11.8%増の6.364キロ、支出金額は11.6%増の5858円。

鶏卵の購入量は7.8%増の11.525キロ、支出金額は11.3%増の3438円。