中食・外食への鶏卵と加工卵の販売増加 木徳神糧連結決算
木徳神糧㈱(平山惇社長―本社・東京都千代田区)の2019年12月期連結決算(19年1月1日~12月31日)は、売上高1176億1200万円(前期比2.9%増)、営業利益7600万円(90.5%減)、経常利益6億2400万円(24.6%減)、当期純利益6億7600万円(138.9%増)となった。各店舗で消費喚起のためのセールが続き、米穀卸間の価格競争が激化。営業利益は大幅に低下したが、経常利益では東日本産業㈱の持分法適用関連会社化で投資利益4億1200万円を計上し減益幅を抑えた。
キトクフーズ㈱が行なう鶏卵事業の売上高は53億1600万円(2.9%増)、営業利益は1500万円(20.6%減)。中食・外食業界に向けたメニュー提案が奏功し、鶏卵と加工卵の販売数量が増加。ただ販売拡大のための経費も増えた。
次期の連結決算は売上高1110億円(5.6%減)、営業利益4億円(422.6%増)、経常利益4億3000万円(31.1%減)、当期純利益3億3000万円(51.2%減)を見込む。