ナベル モールドトレー用ケースパッカー『SMART Cube KP』新発売

ダンボールへの箱詰めを自動化・省人化

㈱ナベル(南部邦彦社長―本社・京都市南区)は、このほど業務用鶏卵(箱玉)を自動で箱詰めする装置、モールドトレー用ケースパッカー『SMART Cube KP』を新発売した。

ナベルでは、包装ラインの自動化を強力に推進するロボット機種群「SMART Cubeシリーズ」を提案しており、今回の新製品は、多関節ロボットを用いてモールドトレーに充てんされた業務用鶏卵(箱玉)をダンボールへ箱詰めする装置。この装置の導入で箱玉の生産ラインの自動化が可能になり、省人化の達成だけでなく、生産性の向上を実現できる。

主な特徴は次の通り。

①鶏卵に優しい箱詰め機構=ロボットヘッド吸盤が鶏卵を吸着しながらチャックによってモールドトレーを把持するためたわみによる鶏卵同士の接触を防ぐ。また、モールドトレーをダンボールに隙間なく格納できるため、輸送時にモールドトレーが動きにくく、鶏卵への衝撃が軽減する。

②最大7万4000卵/時の高速処理=2台のロボットが高速かつ正確にパッキングするため、人が作業するよりも効率良く大量に業務用鶏卵(箱玉)を生産できる。

③多彩なラインアップ=取り扱うモールドトレーの種類ごとに専用機となり、処理能力が最大7万4000卵/時の場合は「2台のロボット+1台の蓋供給機」と「2台のロボット+2台の蓋供給機」、処理能力が最大3万7000卵/時の場合は「1台のロボット+1台の蓋供給機」と「1台のロボット(蓋供給機なし)」からタイプを選択できる。

④箱玉ラインの自動化・省人化を実現=10キロや5キロダンボールのパッキングはモールドトレーとダンボールとの隙間が少ないため、箱詰めがしにくい。また、モールドトレーのたわみによる鶏卵の破損リスクがあり、すばやく正確に箱詰めするにはスキルが必要。熟練が必要な箱玉ラインのパッキング作業を自動化することで、複数名の作業者を削減できる。

装置の寸法は、横幅3902mm×高さ2758mm×奥行き1220mm。対応容器はモールドトレーが赤・緑・茶、モールドトレー用の蓋が赤・緑・茶・黄。対応ダンボールの封函後の外寸は、長さ306~313mm、幅464~474mm、高さ300~394mm。

問い合わせはナベル(電075-693-5310、F075-693-5311、Eメール=nabel●mail.nabel.co.jp)へ。

※●は半角のアットマークに置き換えてください