エムエフ 養鶏分野の資材開発に注力 ヒヨコの食欲増進などに役立つ敷き紙など

建築用の養生材メーカーのエムエフ㈱(藤本貴昭会長―本社・大阪市淀川区)は、人口増加による食料不足に備え、養鶏分野の資材の開発に力を入れている。

同社は1973(昭和48)年に孵化場から養鶏場にヒヨコを輸送するコンテナの底に敷く「ヒヨコマット」の販売を始め、入雛前に鶏舎の床に敷くおが粉の代わりに加熱処理した衛生的な敷き紙として「チップマット」を開発した。さらに入雛初期のエサの摂取量を増やし、体重の増加に役立つ「マンダラペーパー」も開発している。

主な取り扱い製品の特長は次の通り。

【おが粉マット】

材質=特殊ルーフィング紙▽規格=1000mm幅×100m巻き▽特長=おが粉と、え付け用敷き紙を兼ね備えた敷き紙で、紙粉が出にくく、保温性と吸水性に優れている。熱処理されているため衛生的。

【ヒヨコマット№13/№16/№17】

材質=中芯原紙▽規格=コンテナのサイズに合わせてカットして出荷▽特長=ヒヨコ輸送用コンテナ敷き紙。希望により砕けやすい紙、砕けにくい紙を用意している。古紙を使用しているため、最終的に砕けて細かくなる。熱処理されているため衛生的。エンボス(凸凹)加工を施しているため、クッション性があり、ヒヨコの脚を傷めにくくなっている。

【チックイエローペーパー】

材質=更紙▽規格=1000mm幅×200m巻き▽特長=ブロイラー用え付け用敷き紙。1~3日で砕ける敷き紙(飼育条件、環境により破砕日数は異なる)で、敷き紙の中では一番砕けやすい紙になる。100%古紙を使用しているため、おが粉と一緒に鶏糞処理施設でリサイクルできる。

【マンダラペーパー】

材質=更紙▽規格=1100mm幅×200m巻き▽特長=え付け時にヒヨコの食欲を増進させるシートで、1週間~10日ほどで砕ける敷き紙(飼育条件、環境により破砕日数は異なる)。黒色の部分は保温効果がある。黄色と黒色の2色のシートで、エサをまんべんなく撒くことができる。熱処理しているため衛生的。100%古紙を使用しているため、おが粉と一緒に鶏糞処理施設でリサイクルできる。

【ラフホワイト】

材質=更紙(B品)▽規格=1076mm幅×100m巻き▽特長=破砕日数が2週間以上の強力な敷き紙(飼育条件、環境により破砕日数は異なる)。熱処理しているため衛生的。100%古紙を使用しているため、おが粉と一緒に鶏糞処理施設でリサイクルできる。


詳細・問い合わせはエムエフ(電06-6150-7701、F06-6150-7702)、またはQRコードから畜産関係の商品を紹介しているホームページへ。