エッグドリーム九州を設立 イセ食品と豊田通商
イセ食品㈱(伊勢彦信会長)と豊田通商㈱(貸谷伊知郎社長・CEO)は3月1日、福岡県福津市に鶏卵事業会社「株式会社エッグドリーム九州」を設立した。資本金は3億円で、出資比率はイセ食品65%、豊田通商35%。代表取締役は木下憲史氏。イセ食品と豊田通商による合弁事業会社は、2013年に茨城県に設立した㈱エッグドリーム八千代に次いで2社目となる。
エッグドリーム九州は、佐賀県玄海町に若めす農場、唐津市に成鶏農場、福岡県福津市と宗像市の市境に成鶏農場を建設し、2023年に年間約2万トンの鶏卵生産を目指して、主力商品の「森のたまご」やPB商品などを生産する予定。大消費地の福岡市から車で1時間程度の北部エリアに拠点を設けることで、供給体制の整備・強化を進めるとともに、地域の雇用創出や活性化を図る。
イセ食品と豊田通商は「物流コストや飼料の値上がりなど、鶏卵事業を取り巻く環境は厳しい状況ではあるが、安心・安全・新鮮な卵の安定供給に向けた取り組みを進めていく」としている。