『〝京都微研〟トランスミューンIBD』を新発売 ささえあ製薬、京都微研、セバ・ジャパン
ささえあ製薬㈱(谷口茂社長―本社・東京都品川区)は、セバ・ジャパン㈱(安田斡司社長―本社・横浜市)が製造販売元、㈱微生物化学研究所(猪狩康孝社長―本社・京都府宇治市、略称・京都微研)が販売元の鶏伝染性ファブリキウス嚢病(抗血清加)生ワクチン『〝京都微研〟トランスミューンIBD』【写真】の販売を開始する。
『〝京都微研〟トランスミューンIBD』は、伝染性ファブリキウス嚢病(IBD)の予防のため、セバ・サンテ・アニマル社(本社・フランス)のグローバルなネットワークにより、世界75か国で使用されている生ワクチン。発売以来、1100億ドーズ以上(2020年は140億ドーズ以上)の使用実績があり、世界のIBD生ワクチンの中でトップシェアに位置付けられている(2021年時点、セバ社調べ)。
製品の主な特長は次の通り。
①抗体を付加した移行抗体耐性型の生ワクチン=IBD移行抗体レベルの影響を受けないため、接種日の特定が不要。
②孵化場での接種(卵内・頸部皮下)が可能=自動卵内接種機による接種と、1日齢の雛への接種が可能で、大規模羽数に対応できる。
③IBD野外ウイルスの農場内拡散抑制=継続使用でIBD野外ウイルスを環境から排除するため、農場での再接種が不要になる。
京都微研が長年にわたり培ってきた研究開発力を用いて日本各地のIBDウイルスの浸潤状況を調査した結果と、アジアにおける鶏用ワクチンの販売でトップシェアを持つセバ・グループが各国の農場で蓄積してきた知見を活用し、ささえあ製薬が構築するセールスネットワークを駆使して全国の生産者に『〝京都微研〟トランスミューンIBD』を提供する。
ささえあ製薬、京都微研、セバ・ジャパンの3社は「このワクチンにより、農場でのIBD野外ウイルスの感染サイクルを止め、孵化場での均一な免疫を獲得させるとともに、従来の飲水投与型IBD生ワクチンでの作業を省力化することで、養鶏業界の生産性の向上に貢献したい」とコメントしている。
発注に関する問い合わせはささえあ製薬カスタマーセンター(電03-5795-0915)、製品情報に関する問い合わせはセバ・ジャパン(電045-276-5616、製品紹介動画=https://www.youtube.com/watch?v=mD3CPNY8TrY)へ。