平成13年度食料自給率 鶏卵96%、鶏肉64%
農林水産省は去る12月13日に、平成13年度の食料自給率レポートを公表した。それによると、総合食料自給率(カロリーベース)は米の消費量の減少が継続する一方、BSE発生などの影響により肉類の消費量が減少し、代替需要の魚介類の消費量が増加した結果、前年度と同水準の40%を維持した。穀物自給率も28%で前年度と同水準であったが、飼料自給率は1ポイント減の25%であった。
このうち、肉類全体の自給率は前年度を1ポイント上回る53%で、鶏肉は同水準の64%であった。また、鶏卵の自給率は同1ポイント上回る96%であった。
1人1日当たり供給熱量は2,619キロカロリー(前年度比23キロカロリー減)であった。
主な品目の国民1人1年当たり供給純食料では、米63.6キログラム(前年度比1.0キログラム減)、野菜101.0キログラム(同0.5キログラム減)、牛乳・乳製品93.0キログラム(同1.2キログラム減)、肉類27.7キログラム(同1.1キログラム減)は前年度より減少し、果実44.1キログラム(同2.6キログラム増)、魚介類38.7キログラム(同1.5キログラム増)は増加した。このうち、鶏肉の供給純食料は、10.2キログラムで前年度と変わらなかったが、鶏卵は16.7キログラムで、前年度比0.3キログラム減となった。
(純食料とは、通常の食習慣において破棄される部分、例えば骨や卵殻を除いた可食の形態)