業界が一致結束で『たまニコ』 オムレツ体験に600人 宮崎県養鶏農協青年部

宮崎県養鶏農業協同組合の青年部(会長=香川憲一(農)香川ランチ代表理事)は月日、宮崎市のJA・AZMホールで『たまごニコニコ大作戦in宮崎大会』(実行委員長=赤木八寿夫アミューズ(株)社長)を開き、「健康に良い卵を1日2個以上食べてください」などと消費者に訴えた。
同農協青年部主催の“たまニコ”イベントは今年で5回目。宮崎県経済連や児湯養鶏農協の協賛も得て県内の鶏卵関係者が一致団結し、県内の各農業・食品関係団体が実施している食育や地産地消などのイベントを一堂に集めた「宮崎県食育・地産地消推進大会」に出展し、「たまごクイズ」や「ゆで卵早剥き競争」「オムレツ料理体験」などを通じて卵の消費拡大を呼びかけた。
「たまごクイズ」では、(1)卵や鶏肉から鳥インフルエンザなどの病気が人間にうつることはない(2)日本人は年間1人当たり約330個の卵を消費(3)卵の国内自給率は%(4)卵を生で食べる習慣を持つ国は世界でも非常に少ない(5)卵の取り扱いについては日本独自の厳しいルールが決められている(6)卵は生き物であり、加熱してある状態での長期保存はききにくい(7)卵は1日1個までとよく言われるが、これは間違った知識(8)善玉コレステロール値(HDL)が低すぎてもメタボリックと診断される可能性がある――ことなど、卵の優れた栄養価や機能性、安全性、正しい知識などを積極的にアピールした。
クイズに挑戦した人は、卵1パック(10個入り)を100円で購入でき、全問正解した人は、たまごかけご飯専用醤油やふりかけなどが当たる「たまごつかみ取り」にもチャレンジ。間違えた人には、スタッフがていねいに解説し、卵に関する正しい知識の普及に努めた。
ゆで卵2個の「早剥き競争」では、司会進行を務めた香川会長が「卵は食べ物なので大事に扱ってください」と呼びかけながら、軽快なトークで参加者を励まし、新記録の13秒が出るなど大いに盛り上がった。
「オムレツ料理体験」も子供から大人まで人気のコーナーで、スタッフの指導を受けながら、卵を割るところから盛り付けまでの工程を体験。屋内ホールでのオムレツイベントに参加していたハワード・ヘルマーさんも、イベントの合間には料理体験コーナーで簡単でおいしいオムレツの作り方を参加者に直接伝授した。初めてオムレツを作った子供たちも「とっても楽しかった」「おいしかった」などと笑顔で話していた。
当日は晴天に恵まれ、家族連れを中心に多くの来場者が“たまニコ”イベントに参加して楽しみ、用意した販売用の卵1400パック、早剥き競争用のゆで卵500人分、オムレツ用の卵600人分がすべてなくなり、イベントの成功に参加した県内の鶏卵関係者の顔にも充実感が満ちていた。
【家族連れなど多くの人が参加した宮崎県養鶏農協青年部の『たまニコ』イベント(左)。ゆで卵早剥き競争では13秒の新記録も(右)】

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