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オムレツづくりで全国を駆け回る ハワード・ヘルマーさん 精力的に卵の魅力を伝える 2011.12.05発行 1990年に、30分間で427個のオムレツを作ったギネス記録保持者のハワード・ヘルマーさんが3年連続で来日し、11月1日から14日まで全国を巡って卵の魅力と、簡単でおいしいオムレツの作り方を伝え、食育と卵の消費拡大に貢献した。 ヘルマーさんのオムレツ作りの最大の特徴は、簡単でおいしいこと。材料は卵(2個)、水(大さじ2)、バター(適量)、チーズなどのお好みの具材(適量)。『40秒オムレツ』は、あらかじめ溶き卵と水をよく混ぜておき、バターを溶かしたフライパンに卵を一気に流し込み、フライ返しなどで卵が流れなくなるまでかき混ぜ(フライパンの外から内へかき混ぜ、空いたスペースにまだ固まっていない卵を流すことで時間を短縮)、好みの具材を入れ、オムレツを半分にたたんで皿に移して完成となる。 今年は、11月2日に福島県養鶏協会の案内で、福島県郡山市の桃見台小学校でのオムレツ作りから始まった。先生に紹介されて登場したヘルマーさんは、子供たち全員とハイタッチして場を盛り上げ、コミカルな表情で40秒オムレツの実演。子供たち全員もオムレツ作りに挑戦し、作ったオムレツを食べている間に、「卵はほぼ完全な栄養を含む食材なので、毎日食べてください」と話しかけた。同席した(有)酒井養鶏場の酒井毅社長も「震災後に福島原発の問題が発生したが、卵は常に検査して安全を確認しており、安心して食べてください」と、福島の卵の安全性を強調。このオムレツ作りの様子は夕方6時からの地元、福島テレビのニュースでも放映された。 3日は常盤村養鶏農協の案内で、青森県藤崎町の農業者トレーニングセンターでの「ふじさきいきいきまつり」に参加し、世界最大の「おむすび」作りとコラボレーション。地元で採れた玉ねぎのみじん切りとベーコンを具材に、ヘルマーさんが実演し、子供連れの家族ら約150人がオムレツ作りに参加した。 4日は(株)八千代ポートリーの案内で、横浜市金沢区の関東学院大学金沢八景キャンパスで、経済学部の小山嚴也教授の授業の一環でヘルマーさんのオムレツクッキングが取り上げられ、約70人の学生が参加した。ヘルマーさんは40秒オムレツ以外に、フルーツオムレツなど5種類を作る大サービス。オムレツ作りに参加した学生たちも「オムレツは敷居が高いイメージがあって作ったことはなかったが、実際に作ってみると意外に簡単にできた」と語っていた。 試食後に行なった「たまごクイズ」では、(1)卵に含まれていない栄養素は?(2)殻を剥きやすいゆで卵に適した卵は?(3)卵がお酒のつまみに適しているのはなぜか?(4)卵はコレステロールが多いため1日1個までにしておいた方がよい?(5)大豆や乳製品よりも、卵の方が消化・吸収ともに断然優れている栄養素は?――の問題が出され、八千代ポートリーの和田洋一氏が答えを解説して卵に関する正しい知識を学生たちに伝えた。 5日はあじたま販売(株)の案内で茨城県つくば市のショッピングモール「イイアスつくば」で午前と午後の2回、7日は(株)タカノの案内で埼玉県新座市の石神小学校・6年生を対象に2回。8日は(株)クレストの案内で滋賀県近江市のアルプラザ八日市で参加者30人限定を2回。9日は京都府養鶏協会の案内で京都市東山区の京都女子大付属小学校・6年生を対象に2回。11日は島根県養鶏協会の案内で出雲市の久多美小学校で2回――など、精力的に全国を駆け回った。 当初は11日で終了の予定であったが、宮崎県養鶏農協からの急な申し入れによって、13日に宮崎市のJA・AZMホールで開かれた『たまごニコニコ大作戦in宮崎大会」にも参加し、午前と午後の2回、屋内ステージ上でオムレツ作りを披露した。ヘルマーさんの手つきやフライパンの中の様子を、ビデオカメラ2台で撮影して大型スクリーンに映すなど、より多くの来場者にオムレツ作りを覚えてもらえるよう工夫していた。通訳を務めたアミューズ(株)の赤木八寿夫社長が「ヘルマーさんは74歳です」と紹介すると、会場からは驚きの声が上がったが、ヘルマーさんは「私は卵を愛しており、毎日2個食べているため、年齢は74歳でも、体と頭は24歳のように元気だ。皆さんも毎日2個食べると、100歳まで生きられるかもしれない」などと卵の消費を呼びかけた。 【ヘルマーさんの指導で学生たちが楽しみながらオムレツ作りに挑戦(11月4日、関東学院大学で)】
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