24年の鶏卵相場179円、2人にニアピン賞 もも肉563円、むね肉189円
平成24(2012)年の鶏卵・肉相場は、前半は前年の鳥インフルエンザや東日本大震災の影響で減少していた生産量が回復する一方、前年後半から増加した輸入物や、消費者の節約志向などから供給過剰に陥って低迷した。後半は、輸入物を中心とした在庫も減少し、秋口以降ようやく価格の回復が見られたものの、年間では鶏卵(東京・JA全農たまごM加重)は前年比17円安の179円。鶏肉(東京・日経正肉加重)はもも肉が同78円安の563円、むね肉が同75円安の189円で、もも・むね合計は752円にとどまった。
本紙では毎年、1月5日付の新年特集号で、業界の有識者の方々に、その年の相場を予想していただいている。
15人に占っていただいた24年の鶏卵相場では、(株)大石商店の大石正社長と、ジャパンエッグ(株)の川端一彰営業部長の178円が最も近く、ニアピン賞を贈呈します。
9人に占っていただいた鶏肉相場については、最も近い人で、もも肉は実績から12円、むね肉は同31円の差があったため、ピタリ賞やニアピン賞の該当者はなしとさせていただいた。