〔新刊紹介〕畜産経営者のための危機克服事例集 全日畜が発刊

(一社)全日本畜産経営者協会(金子春雄理事長、略称・全日畜)は自然災害や家畜感染症、新型コロナ禍などの逆境を乗り越えた畜産事例をまとめた『畜産経営者のための危機克服事例集』を発刊した。

全日畜がJRA助成事業として調査・取材し、各地でのワークショップ(本紙でも一部掲載)で得た情報も含めて一冊にまとめたもの。

採卵鶏の事例では、①㈲東北ファーム(青森/山本彌一社長・山本高久専務)「鳥インフル予防のための農場分割管理導入でリスク分散による危機克服」②㈱アグリテクノ(福島/三品重利社長)「採卵鶏経営における危機克服と持続可能な発展を求めて」③㈱愛鶏園(神奈川/齋藤拓社長)「最先端技術とDXの導入により危機を克服」④㈱河中飼料(宮崎/河中勝代表)「畜産複合経営〈養豚+養鶏+肉牛〉の三刀流と畜産物の加工販売による多角化で危機克服」――を掲載。

肉用鶏関連では①農業生産法人㈱アイオイ(山形/五十嵐忠一社長)「国産飼料の利用と資源循環型肉用鶏経営の実現で飼料高騰に挑戦」②㈱福田種鶏場(岡山/山上祐一郎社長)「孵卵場の新築による危機克服~創業90年目の本拠地移転~」――を紹介している。

全110ページ。冊子版は配布済みだが、PDF版を全日畜ホームペー(https://alpa.or.jp/)から閲覧できる。問い合わせは全日畜事務局(電03-3583-8034)へ。