新刊紹介 川上和人著『鳥肉以上、鳥学未満。』 岩波現代文庫
㈱岩波書店(東京都千代田区)は4月14日、岩波現代文庫から川上和人著『鳥肉以上、鳥学未満。―Human Chicken Interface―』を刊行した。
同書は『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社)などの著者として知られる鳥類学者の川上和人氏が雑誌『科学』で連載した「鳥学キッチン」(2014年9月号~17年7月号)をもとに、19年2月に岩波書店から単行本として刊行されたもの。鳥肉を題材に、鳥類の体に秘められている機能や、そこに刻印されている進化の道筋などを紹介しており、好評だったことを受けて文庫化した。
「プロローグ ニワトリが先か、卵が先か」「第1章 ツバサをください」「第2章 アシは口ほどに物を言う」「第3章 一寸の鳥でも五分はホルモン」「第4章 そしてトリもいなくなった」「プロローグ 卵が先か、ニワトリが先か」「現代文庫版あとがき」で構成。冒頭には「シェフの気まぐれ四相図」と題して著者自筆の解剖図が付き、巻末には料理研究家の枝元なほみさんが解説文を寄せている。A6判、226ページで、定価は1000円+税。
詳細・注文は岩波書店のホームページ(https://www.iwanami.co.jp/)または全国の書店、ネット書店へ。