太田商店 「岡崎おうはん」の平飼い卵を発売
高付加価値化とブランド化を推進
㈱太田商店(原祥雅社長―本社・愛知県岡崎市福岡町字北裏25-2)は純国産鶏・卵肉兼用種「岡崎おうはん」を平飼いで育てたブランド卵『平飼いプレミアムランニングエッググランド』を8月11日に発売した。
太田商店は、自然由来の原料にこだわった飼料や飼養管理など、鶏にとって快適な環境づくりに注力してブランド卵『ランニングエッグ』を生産しており、自社で運営する「らんパーク」内の直売所やレストランなどで提供している。
また(独)家畜改良センター岡崎牧場が2008年に開発した純国産・卵肉兼用種「岡崎おうはん」の普及・拡大に当初から取り組んでいる。
太田商店が発売した『平飼いプレミアムランニングエッググランド』は、岡崎市内の農場(敷地2万9700㎡)で「岡崎おうはん」1000羽を平飼いし、自社配合の飼料(愛知県産飼料用米、きな粉、ごま、マリーゴールド、非遺伝子組み換えトウモロコシ、EM菌、ビタミンEなど)を与えて生産した卵で、〝消費者へのおいしさ〟と〝家畜の生き物としての幸せの確保〟の両立という新しいコンセプトを実現した。
卵には、①黄身が大きめで、色が濃く鮮やか②濃厚な味でコクと甘味があり、臭みがない――などの特徴がある。6個入りで、税込み540円。らんパーク内の直売所とオンラインショップで販売している。
岡崎市は「岡崎おうはんブランド推進委員会」を設置し、八丁味噌に次ぐ新たな食の地域ブランドとして、地域経済の活性化につなげる取り組みを推進している。太田商店では「これまでの実績を生かし、魅力ある養鶏業の創出と鶏卵・鶏肉の高付加価値化とブランド化を積極的に行ない、鶏卵・鶏肉の需給拡大、養鶏業者・飲食関係者の収入安定、雇用創出などに努める」としている。
詳細は同社事業推進室(電0564-51-9703)またはホームページ(https://ohta-shouten.co.jp/)へ。